

第10回公演:
チプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレ あるいは
神の如きチプリアーノ
IL DIVINO CIPRIANO
de' madrigali di
Cipriano de Rore
ossia


第二作法の萌芽。17世紀初頭の革新的作曲家たちに『神の如き』と讃えられ、同時に保守的作曲家には対位法の粋と讃えられた、ローレのマドリガーレ。
私たちDolceAmaroで歌う作品としては”最古”、1542年〜65年出版のマドリガーレ。
16世紀末や17世紀のマドリガーレを歌っていて、やはりこの時代に一度きちんと触れないといけない、とはずっと思っていたのですが、ようやく心を決めて挑みました。ある意味、前回のストロッツィよりも詳しくは知らない、ローレのマドリガーレ。触れて、深掘りして、演奏した事は間違いなく私たちDolceAmaroの、アンサンブル自体の&個人個人の糧となりました。
また同時に、頭でだけ知っていた、ローレのマドリガーレの音楽史的立ち位置が、実感として、身をもって体験できました。
前期と後期、あれほどまでに明確に作風が変わる事と、その間の7年間はフェッラーラに居た事、またその間にヴィチェンティーノの「L'antica musica ridotta alla moderna prattica(現代の実践に適用された古代の音楽)」が出版されている事、その中の記載にまた、第2作法の要のような記述がある事も、考えてみればわかっていたはずながら、今回一つのラインとして繋がった大きな収穫でした。
演奏曲
Cipriano de Rore
Cantiamo lieti il fortunato giorno
Cantai mentre ch'i arsi
Hor che 'l ciel e la terra
Gravi pene in amor
Come la notte
Anchor che col partire
Ancor che col partire (Versione di diminuzione di Rognoni)
Mentre lumi maggior
Schiet'arbuscel
O sonno
Mia benigna fortuna
Se ben il duol
Fera gentil
Da le belle contrade d'oriente
Poichè m'invita Amore
L'alto signor dinanzi a cui non vale
