top of page

リハーサル、始まっております。


こんばんは、DolceAmaroです。


新年度明けて公演も終わり、少しは一息つけるかな、と思いきや、なんだかずっとてんてこまいで、常に脳みそが飽和状態、思考停止しているような気がしている管理人です。


そんな中でも、すでに次回公演、バルバラ・ストロッツィのマドリガーレに向けてのリハーサルが始まっています。


6月初旬には、チェンバリストのミケーレ・ベヌッツィさんにディクションと曲を見てもらったりもして、冒頭から充実した取り組みができています。





なんと言っても、前回のモンテヴェルディ3巻から50年以上後の曲集です、かなり色々な違いがあります。どんな違いがあるのかは、おいおいこのブログにも書いていけたらと思っていますが、みなそれぞれにその違いに驚きつつも、楽しんで楽譜を見ています。


楽譜そのものはこの時代もそれまでと同様にパート譜です。まずは管理人が作成した現代譜で譜読みを進めて、並行して当時のパート譜でも読んでいきます。そういう意味では、50年、どころか、100年前から、楽譜自体は変わっていないのだなぁ、と思いますが、とはいえ細かいところで変化はあります。

小節線が現れるのも結構な違いですが、もう一点、大きく違うのは、曲によって『調号がある』という事でしょうか。


CとFの部分に#がついています
CとFの部分に#がついています

これを『調号』と言ってしまって良いのかどうかは正直わからないのですが…。


この前の時代までは、基本的には楽譜の音部記号の次には、フラット(b)が一つ、付くか、つかないか、しかなかったわけです。


そしてその b の有無によって、私たちはソルミゼーションの時に「自然なヘクサコルド」の他に「硬いの」を使うか「柔らかいの」を使うかを判断していたわけで、DolceAmaroのメンバーにも、ここまでしか解説をしていませんでした。


なのでこの楽譜が出てきた時にはあら大変。各々自分なりに勉強してきてくれていましたが、慌てて簡単に解説をしました。やはりなかなかみんな読めません。ソルミゼーションに慣れているメンバーでも(私も含め)、すんなりとはいかず、ちょっと苦労します。


mi - fa の位置=半音の位置を見つければ良いのですが、というか#が二つなのでD-dur的に考えれば読めるのですが、なかなか難しいですね。



なかなかブログを書く時間もないですが、この曲集はまた面白いので。時間を見つけて書いていけたらと思います。

 
 
 

Comments


bottom of page