第7回目を数える今回の公演は、第5回同様、一人の作曲家にスポットを当てた企画となります。
 
今回の企画はジローラモ・フレスコバルディ(Girolamo Frescobaldi 1583-1643)。
 
フレスコバルディは、ラウラ・ぺぺラーラがフェッラーラに来たのと同じ頃フェッラーラに生まれ、幼少期からルッツァスコ・ルッツァスキに師事し、ジェズアルドが来訪した時もフェッラーラに居ました。その後ローマで活動を始め、途中ブリュッセル、フェッラーラなどにも行きますが、大半の活動はローマで過ごしています。
 
フレスコバルディと言えば、何よりもまず鍵盤曲が有名ですが、5声マドリガーレも１冊出版(1608年)しているほか、アリア集を２冊出版(いづれも1630年)しています。今回はその３冊の曲集から様々な作品を演奏致します。
 
今回は通奏低音に、以前北とぴあ国際音楽祭の参加公演で共演してくださった、ハープ奏者の渋川美香里さんをお招きし、またアルト歌手として横瀬まりのさんに新たにメンバーに加わって頂きました。
アルパドッピアの繊細かつ優雅な響きとともに、マドリガーレを中心に様々な作品をお聴き頂けます。是非ご来場下さいませ！
 
DolceAmaro