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第7回公演:
ジローラモ・フレスコバルディのマドリガーレ
Girolamo Frescobaldi
i Madrigali ed Arie
di
オルガン、鍵盤楽器の巨匠、フレスコバルディの、マドリガーレ。
この企画も、割と当初から想定していた企画でしたが、いざやってみるとなるとなかなかに大変な企画でもありました。
5声マドリガーレも魅力でしたが、それ以上にアリア集、2冊のArie Musicaliの作品がどれも特徴的で面白く、ソロも重唱もとても楽しめました。言葉の扱いに難がある、と言われるフレスコバルディですが、確かにそうなのかも…?と思わなくもない部分も確かにありつつも、当然ながら全体的には巧みに言葉を音楽にして表しており、また旋律も美しく技巧的でした。
また今企画で初めて、新メンバーの横瀬まりのさんが演奏に参加しました。新メンバーの加入はアンサンブル内に新たな風を吹き込み、またアルパ・ドッピアの通奏低音や、イタリア人によるディクションの指導など、魅力的な要素も多かった今企画、各メンバーの意識や技術の向上も図れたように思います。
Arie Musicaliは、基本的に音域も広くなく、旋律も聴きやすく歌いやすい楽曲が多く、イタリア初期バロックを始めるのにはふさわしい曲集のように思え、歌ってみたい、という方には強くお勧めしたいと思います。
演奏曲
Girolamo Frescobaldi
Fortunata per me felice aurora
Lidia, ti lasso, ahi lasso
S'a la gelata mia timida lingua
Amor, ti chiama il mondo
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